身が引き締まる思いの「JTF翻訳祭」 

カテゴリ:今日のできごと

Foxインターナショナルというと、
Glee」や「アメリカン・アイドル」といった
アメリカの人気番組を放送しているところとご存じかと思います。

今日は、FOXの制作会社の方のお話を聞きに
JTF翻訳祭に出かけてみました。

いやますます精進しないといけないと、
身が引き締まるようなお話を聞きました。

今は、衛生やケーブルでの英語⇒日本語の映像字幕の需要はもとより、
資料映像といって、旅番組などを撮影した何時間分もある映像から
使えるところを選んで翻訳する資料映像翻訳、
それから、日本の作品を海外に紹介する日本語⇒外国語、
それからマンガなどのセリフを日本語から外国語に直す日英の仕事も急増。

さらに、とにかく量が多いので、スピードが求められる、ということです。

30分のニュース番組を、1時間くらいで吹き替えにしてしまうとかもザラだということです。
まあ、こうなると、本当にバイリンガルでないと厳しいですね。

私のようなぺーぺーの映像翻訳者では、たとえばアメリカの60分のドキュメンタリー番組を、
1週間くらいかけて、へとへとになりながらやったりします。
というのも、事実確認だったり、
ただしい専門用語を選んだりしたりするリサーチという仕事もあるためです。

とにかく、翻訳者養成学校の司会の方が力説するのは、スピード
とにかくこれからはスピードだそうです。
耳が痛くて、ノミになりたい気分になりました。

Foxさんの制作者の方が翻訳者に求めるものは、2つありました。
1.映像翻訳をビジネスと捉えている人。
2.クライアントの要望などに柔軟に対応できる人。

ことに①については、誤訳の例を挙げてこう話してくれました。
もし放送局に納品された時点で「1つの誤訳」が発覚すると、
その字幕を修正する費用は、人件費、機器代その他を含め7万~10万かかる。
吹き替え版の修正になると、人件費、機器代その上に声優さん代が入るので、10万~

もちろん翻訳者もプロなので、
そういうシビアなことまで、きっちり考えられるビジネスマインドを持って欲しい、ということでした。

「持って欲しい」と思っていることは、そう思っていない人が多い、ということなのでしょうか…?
慎重に慎重を重ねても足りない仕事だと、あらためて思いました。
(もちろんどんなお仕事でも同じことでしょう)。

それから、「手がける放送局の番組はいつも見てほしい」ということも。
それは当然のことでしょう。
画面の配置とか、ロゴが出るところとか、字幕の言葉遣いとか、
やはり各社特徴がありますから。
やはり第一線で活躍している人はマニアックですよ。
あの番組は、ここにロゴがある。
クリスマスの時期には、ポインセチアの葉っぱが角に出てくるとか。
それを知って、翻訳会社に豆知識として提案できるかできないかで、
翻訳者の評価が変わってくる」ということです。

それは確かにそうですねぇ。痛いところをつかれます。

ちょいと、そういう提案ができる人とできない人では
信頼の置き方も変わってきますよね。

ああ、また長くなりすぎました。ごめんなさい。
本日は、忘れないように、
講演会の内容を書き留めておこうと思い、書きました。

お付き合いありがとうございました!


おまけですが、市ヶ谷の地下鉄の1番出口を出て、アルカディアに行く途中にある
タイ料理ティーヌンで、ランチをテイクアウトしました。
ガイパットガパオラーカオ760円(鶏挽肉のバジル炒めのせご飯)
ここ、おいしかったです! 超オススメ!




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コメント

うわゎ~このお話は勉強になります

中国語の通訳になりたいと思って20年以上
経ちますが
まだ現役でがんばってた頃は
クライアントを東京ディズニーランドへ連れてって
スペースマウンテンとか
適当に説明してました。はは~
あの頃のお客さんには申し訳ないです(笑)

慎重に慎重を重ねるって
翻訳、通訳では必須条件ですよね

あぁぁ~
がんばらねばと
感じさせていただく良い機会をいただきました
謝謝!

今、夫が日本語⇔ミャンマー語の通訳・翻訳の仕事をしているので、ぜひ教えようと思います。

まっすぐ~まっすぐ目標に向かっている今日子さん、輝いていますね♪

戦車ツマさん

通訳さんってすごいですよね。
特に“待った”が効かないから
本当に大変なお仕事だと思います。

その点翻訳は、悩む時間があるだけいいのかも…。
でも、映画やDVDなどになると
「誤訳、永遠」と言われるように、
後世まで(笑)のこるのが恐ろしいことです。
あと、人様にご迷惑をおかけすること。
せっかく面白いストーリーを
誤訳で台なしにしてしまうなんて、
恐ろしいですよねぇ。

chenさん

ご主人は通訳されているでしたか。
スゴイですね。
じゃあ、日常会話は日本語ですね?

お子さんには、何語で話されていますか?

うちは、日本語で話しているので、
ぜんぜんミャンマー語を覚えず、
ネイティブのミャンマー人がいるのに
もったいないなーなんて、いつも思っています。

まははさん

普段勉強不足なので、
こういう機会に情報を仕入れておかないと(汗)。
次回は、ビートルズの
The Long and Winding Road を
歌いたい気分(?)です!

まぶしい~

ますますご活躍されているようですね!
今日子さんがまぶしく見えます^^

翻訳、通訳にとってのビジネス意識、、、目からウロコ!?
言い換えると「プロ意識」ということでしょうか?
文芸・文系的なものがあるだけに、アーティスティックにヘンなところにこだわっちゃったり、「職人」となるべきところを「アーティスト」になっちゃったり、しがちなんでしょうか?
コストでン万円かかるというのにびっくり、そりゃ大変だよなあ、と、、、


ところで、コメント文がたいてい支離滅裂なわたしがいうのもなんですが、先日ハリーポッターの原作、、、あ、和訳ですよ、、、を読んでいたのですが、、、、あの翻訳について、今日子さんはどう思われます?
私はちょっと1~3巻はとくに、、、きついなあと、、、^^;
読んでて面白くて夢中になっちゃったのかなあ、と思いますが、、、

いわよしさん
コメントありがとうございますー。

活躍じゃないんですよ、
バリバリやっていないので、
勉強が必要だということですv-8

この時のお話は、プロ意識、ですよね。
自分のミスで、会社に幾ら損害を与えるかを
頭に入れて仕事をしろ、ということなんです。
耳がイタいですよね。

ハリーポッター読んでいらっしゃいます?
私映画では全部見たんですけど、
本のほうはまだなんです。
1巻を以前読みましたが、
いわよしさんのおっしゃること、
分かるかも。結局途中でやめてしまったので。
友人はすっごくおもしろいとおっしゃていましたがね。
やっぱり訳文に対する好みもありますよね。

7巻全部よみました

今日子さんも途中でやめられましたか~^^;
まあ私は最後まで読んでしまったのですが…

面白いことは、面白かったんです。話は。
でも、日本語の表現が…^^;
3巻くらいでちょっとよくなり、4巻ぐらいからはぐぐっとよくなり、それ以降はまあまあだったんですが、、、
1,2巻は、うーん、という感じでした…

最近の大河ドラマをどう思うか、に通じるかもしれませんね!?(笑)

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