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お通夜の日 

カテゴリ:今日のできごと

お義父さんは長い散髪屋の仕事から足をわずらっていて
ここ数年は寝たきりだった。
だが内臓はどこも悪くなく、長生きするだろうと言われていたのだが、
急に心臓に水がたまるようになって、
何度か入退院をくり返した。今回もまた病状が悪化したが、
よくなって帰宅したときに、様子が急変。

亡くなったのは、
家族は退院したので安心して、それぞれの家に帰った後のこと。
息を引き取るときそばにいたのは看護婦さんだけ。

その日、妹さんからの電話は訃報を知らせるのと
いつ帰ってこられるかということだった。

というのは、遺体安置所は最長5日までの保管が可能で、
その前に私たちが帰れるならその日まで待つ、
無理なら帰国を待たずに火葬して、納骨するとのこと。

といわれたら、5日以内に帰ります、と言わないわけにはいきません。

結局、火葬前日の通夜(というのだろうか)に、まさに滑り込みセーフ。

時間は5時。黄色に近いオレンジの袈裟を着た中国寺院のお坊さんが
すでに木魚を叩きながら読経を始めていた。

御通夜

お父さんは、幼いころに中国からミャンマーに来た人で
亡くなる直前には中国語しか話さなかったと言う。
だから仏教ではあるのだが、中国寺院のお坊さんにお願いしたのだそうだ。

夫と私は、
準備してあった黒いTシャツと黒いロンジー(腰巻)に履き替えた。
子ども達は、黄色のTシャツと青の短パン(この色に何の意味があるのかな)。

ふだんは小物を売っている店先に仏壇を作り、
その前にしいたゴザに座って手を合わせる。

後ろのほうでは親戚や子ども達がぺらぺらしゃべりながら
その様子を見ている。
通り過ぎる人も、中をのぞきながら通り過ぎる。

コンクリートの上に敷いたゴザの上に座るから正座もしんどい。

最初にお母さんが泣き崩れて、席から離れた。

実は、お母さん、泣き言の多かったお父さんのそばに、
寄り添うのを嫌がった。でも、長い年月より沿った人が亡くなったつらさは
もちろん人一倍だろう。お母さん、お姉さんが声を上げて泣くのを
初めてみて胸が痛んだ。

夫の兄は、家長として、こいのぼりの吹流しのようなものを肩にのせていた。
それは、お父さんのために、天国への道を示す灯篭の意味を持つのだとか。

何度か線香を手向け1時間ほどで終わった。
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コメント

涙涙・・・

情景が目に浮かんで涙がでました。
お義父さんはダジャンの前に亡くなって皆に迷惑をかけまいと思っていらしたのでしょうね。
ミャンマーの賑やかな正月を迎えて親戚も揃って
いるのを見届けて安心されたことでしょう。
亡くなる直前に中国語しか話さなくなるなんて
胸が締め付けられます。
ミャンマーのお葬式でも黒ですか・・・
アジアの中のミャンマー、日本、中国。つながっていますね。

ご冥福をこころよりお祈りいたします

このたびはご愁傷様でした。

でも、お葬式に間に合ってなによりでしたね。
お義父さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

ところで、「納骨」って書いてありましたけど、お墓があるんですか?
ミャンマーでは遺体を焼いたら、骨は回収しないって聞きました。
木魚を叩いて読経するのも珍しいですね。
やっぱし中国系はお葬式も違うんでしょうか???


お義父さんの気遣い

戦車ツマさん
そうなんですよぉ、なんだか
本当に、お祭り前に初七日が終わるように
お義父さん、申し合わせたような…。
お義母さん、声をあげて泣いてたのがつらかった。
お義父さんがなくなると、家はお母さんと
お兄さん二人になるからさみしくなるだろうな、と思うと
気がかりです。

お会いしたかったKengさん

Kengさん
ありがとうございます。

ヤンゴンのYさんからタイに行っているとお聞きしました。
時間があればお会いしたかったから
残念でした。また次回!

納骨、するんですよ。ビルマ人もたぶんあると思いますよ。
中国系は墓地もあったようですが、
実情は確認できていませんが、
政府が土地を没収したということで、今、
納骨堂が多くなってきているみたい。

木魚も珍しいでしょう!
いやほんと、
日本は中国の風習を受け継いでいるんだということを
改めて感じましたよ。

おはよう

不謹慎かもしれないけど勉強になります!
儀式の方法は違っても、送る人たちの気持ちは万国共通だね。
今日子さんの胸が痛んだという言葉、なんかじーんときちゃいました。

私も勉強

なおか☆さん
私ももちろんお父さんが亡くなったのは悲しかったのだけれど、
葬儀の進めかた(初七日とか、四十九日とかも)が同じなので
つながっていることを感じました。

ミャンマーの人ってなかなか泣かないから…
私はどうしたらいいか困っちゃうよね…
そばにいて手を握っているしかなかったんだけどさ。

ご愁傷様でした

しめやかに葬儀が済んだのですね。
お義父様も、安らかに旅立たれたことと思います。

また、お正月にかぶらないように、っていうのが…そして今日子さんたちが間に合うようなタイミングと言うのが巡り合わせを感じさせますね。

そして、風習の違いがあるというのも、当然と言えば当然なのですが、軽い驚きを覚えました。
感情の表し方も違うでしょうしね。

ご冥福をお祈りいたします。

ありがとうございます

いわよしさん
本当にお父さんは
生前前もそうでしたが、家族の中でもひとりで
周りに迷惑をかけないように行動するような人でした。
今回お祭りの前日に初七日が終わるというのも
なんだかあまりにできすぎているような気もしました。

ミャンマーはお葬式など悲しいときに泣く、と
夫は、言っていましたが、
確かにそうでした、が、
泣けば泣いたで「泣くな」という人が出てくる。
私は思い切り泣けばいい、と思うのに、
もう泣くなと止める人がね…。
泣くことで気持ちの整理もついてくるのだと
思うのだけど。
いろいろ思った今回の葬儀でした。

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