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葬儀の日 

カテゴリ:ミャンマー(ビルマ)の話題

葬儀の日は朝7時ごろから安置所へ行き、
お義父さんを引き取ることからはじまる。

救急車で亡くなったために、
家族が亡骸を確認する前に職員が保冷室に安置してしまった。
彼らは亡骸の目や口を閉じるという基本的な配慮を怠った。

そんな処置に対して家族は怒っていたし、
家族の確認もなしに保冷室に安置し、対面を許さなかったことももってのほか。

だけど、目を開けていたお義父さんのご遺体は、
生前のお義父さんを身近に思わせて、
話しかけると、ああ、と言って微笑みそうな雰囲気だった。

保冷室から葬儀を執り行う広場に面した部屋に移され、
家族との最後の対面のひと時がもたれた。
きょうだいや親族が代わる代わる挨拶をした。

お義父さんの介護をしていたお姉さんは、
「目を開けているのは、
私がお義父さんの言いたいことをわかってあげられなかったらだ」と
号泣した。

「それは違う」と伝えた。
「お義父さん、ゾゾや私たちの顔を見るために
目を開けて待っていてくれたんじゃない? 
だから私たち、今日お義父さんに会えたんですよ」って。

そしたら、「そうかもしれないね」とお姉さん、ちょっと笑ってくれた。


そんなことをしているわずかな時間に、
インド系の係りの人が2人で、ご遺体の服を黒い服に着替えさせてくれた。
一瞬のことだった。
話題の「おくりびと」の儀式のように厳かなものではなかったようだ。

支度が済むと棺桶に納められ、外に設置された葬儀場で葬儀が始まる。

IMG_6320.jpg

通夜のときの僧侶が呼ばれ、お経をあげる。
家族や親族は、地面に座って手を合わせる。

お義父さんを見送る大切なときで、不謹慎なのだが、
砕けたブロックの地面で正座をするのはきつかった。


祭壇には、お義父さんの写真と、
豚肉や果物、菓子類などのお供え物が並べられる。
ゾゾの家族の配慮で、
私の両親の名前もお供えものに挿されてあった。
お供えには、鶏肉は使わない。鶏肉は
お祝い事のときに使うのだそうだ。

家族、親族、それから姉妹の伴侶、知り合い~の順で
線香をあげていく。

周りには、何かの係りなのか、葬儀場の近所の人なのか、
見物人が取り巻いている。

IMG_6328.jpg

新年を迎える水掛祭りをあと3日に控えたこの時期は、
すでに雨季のはじまり。
葬儀が9割がた終わったころ、風が吹き始め、雨が降り始めた。

葬儀の連絡が入ってからゾゾが通夜から参列し、
今の今、葬儀が終わるまで雨が降らずにいることも、
お義父さんがすべてうまくセッティングしているのだと、
みんなが思っていた。
なんだか私もそう思えた。
不思議な感じ。お義父さん、ありがとう、って。
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通夜の後に、金銀衣類を燃やす 

カテゴリ:ミャンマー(ビルマ)の話題

通夜の儀式が一通り終わると、
仏壇(お父さんの写真と線香、ろうそくが並べられた机)の前で
紙を燃やす。

IMG_6224.jpg

紙は、金箔や銀箔が貼られた紙や、
お札を模った紙とか、
(最近はドルが多いらしい。ドルだといいレートで換えてくれるとか、あの世界も結構お金にうるさいのだろうか)
衣類、生活用具の絵を描いた紙などを、
燃やす。
暇があれば燃やす。

これは、金銀生活道具を亡くなった人に届けるためのもので、
多く燃やせば燃やすだけよいのだという。
だから、
日本円にして1万円分くらい(と聞こえた)紙を買って用意してあった。
子ども達は、舟や服や家の形に折って、火にくべる。

IMG_6247紙を折る


たくさんたくさん燃やして
「お父さんはあの世ではお金持ちだね」と
お母さんと、また紙に火をつける。

夫は、そんなのは意味がない、と言い、ちっとも紙を燃やそうとしなかった。
そういう行いは、古臭いものなのかもしれないけれど、
お父さんを思いながら、紙を一枚一枚燃やす、
そんなふうに、何十枚も、何百枚の紙を燃やして、
ぼおっと時間を過ごしながら、家族はお父さんが亡くなった事を
しみじみ思い、亡くなった事を諦めて、癒されていくような気がした。

お父さんが、あの世でリッチになるということ、
実は、そんなことはないだろう、とはみんな思っていることで、
それでもするのは、お父さんをしのび、自分達の気持ちを落ち着けるためだと
わかっているんだろうな。

ちなみに、ビルマ族の友達は、
火を燃やすのを眺めながらこんなことを言った。

「僕たちは紙を燃やしたりしないよ。
亡くなった人が天国へ行くか地獄へ行くかは、
紙を燃やすか燃やさないかは関係ないんだ。
それはその人が生前したことによる。
彼が彼女がいい行いをしたなら、天国へ行くし、
そうでなければつぐなうしかない。
それだけだ」って。

どちらにせよ、やっぱり天国と地獄があるんだな。なるほど。

眉毛の中のニキビが教えるもの 

カテゴリ:今日のできごと

今、私が仕事で手がけているのは
「人相」の本なんですが、
たまたま今日、眉の中のニキビの話が出てきて
思い当たる節があったので…

こんなこと↓

眉毛の中にニキビができた場合、
親族に病人が出たり、なくなったりするサイン

というもの。

先月、右にひとつ、その後左にひとつ、と
立て続けに、それもはじめて
眉毛の中にニキビ、というか吹き出物ができた。

食事も普通なのになんだろう、と思っていたのだが、
今思うと、
お義父さんの病気を知らせていたのかな、とか思ってしまう。

当るも八卦当らぬも八卦というけれど、
占いとかって、後になってから
「あれ、そういう意味だったのかな」って、
思うこと、ありますよね。
本当は、何か起こる前に知りたいのに。

ニキビはもう、知らないうちに治っている。


お通夜の日 

カテゴリ:今日のできごと

お義父さんは長い散髪屋の仕事から足をわずらっていて
ここ数年は寝たきりだった。
だが内臓はどこも悪くなく、長生きするだろうと言われていたのだが、
急に心臓に水がたまるようになって、
何度か入退院をくり返した。今回もまた病状が悪化したが、
よくなって帰宅したときに、様子が急変。

亡くなったのは、
家族は退院したので安心して、それぞれの家に帰った後のこと。
息を引き取るときそばにいたのは看護婦さんだけ。

その日、妹さんからの電話は訃報を知らせるのと
いつ帰ってこられるかということだった。

というのは、遺体安置所は最長5日までの保管が可能で、
その前に私たちが帰れるならその日まで待つ、
無理なら帰国を待たずに火葬して、納骨するとのこと。

といわれたら、5日以内に帰ります、と言わないわけにはいきません。

結局、火葬前日の通夜(というのだろうか)に、まさに滑り込みセーフ。

時間は5時。黄色に近いオレンジの袈裟を着た中国寺院のお坊さんが
すでに木魚を叩きながら読経を始めていた。

御通夜

お父さんは、幼いころに中国からミャンマーに来た人で
亡くなる直前には中国語しか話さなかったと言う。
だから仏教ではあるのだが、中国寺院のお坊さんにお願いしたのだそうだ。

夫と私は、
準備してあった黒いTシャツと黒いロンジー(腰巻)に履き替えた。
子ども達は、黄色のTシャツと青の短パン(この色に何の意味があるのかな)。

ふだんは小物を売っている店先に仏壇を作り、
その前にしいたゴザに座って手を合わせる。

後ろのほうでは親戚や子ども達がぺらぺらしゃべりながら
その様子を見ている。
通り過ぎる人も、中をのぞきながら通り過ぎる。

コンクリートの上に敷いたゴザの上に座るから正座もしんどい。

最初にお母さんが泣き崩れて、席から離れた。

実は、お母さん、泣き言の多かったお父さんのそばに、
寄り添うのを嫌がった。でも、長い年月より沿った人が亡くなったつらさは
もちろん人一倍だろう。お母さん、お姉さんが声を上げて泣くのを
初めてみて胸が痛んだ。

夫の兄は、家長として、こいのぼりの吹流しのようなものを肩にのせていた。
それは、お父さんのために、天国への道を示す灯篭の意味を持つのだとか。

何度か線香を手向け1時間ほどで終わった。

ヤンゴンでの葬儀 

カテゴリ:今日のできごと

先々週義父が逝去し、急遽葬儀のために家族でヤンゴンに行き、
今朝、帰国した。

ミャンマーの小姑から連絡が入ってから出発まで、およそ72時間。

その間に、期限が切れていた娘のパスポートを新規に作り直し、
航空券を手配して、
ミャンマー大使館から超特急即時発行のビザをもらった。

そのほか、学校や、仕事のクライアントさん、
学校のPTA関係者や、
子どもの習い事の先生への連絡、
郵便局不在届けとか、新聞を止めるとか、
カレーレッスンをキャンセルするとか、
ふだんの200倍くらいのスピードで時間が過ぎていった。

いやしかし、
パスポート管理の担当者も、ミャンマーヴィザの担当者の方にも
額を床につけたいほど、温かく迅速な対応をしていただいた。
人を送ることの重要さをひしひしと感じた。

ちなみに、パスポート翌日発行のためには、
ミャンマーの病院からの死亡証明書が必要だというのだが、
そんなのミャンマーにあるのかな、と思って慌てて電話すると、
「もちろんあるよ」とのこと。
すぐにファックスして入手。すごっ。

すべてがすべて順調で、葬儀前日のセレモニーが開始したところに
私たちは滑り込みセーフで到着。

お義父さんが導いてくれたんだねぇと、
家族も私たちもみんなでうなづく。

皮肉にも、ミャンマーは国内最大のお祭り水掛祭りを迎える時期で、
その後に新年が控えていた。

「お父さん、水掛祭りにみんなが会えるように、呼んでくれたのかもしれないね」
そんなことをみんなで話し合ったりした。

ミャンマーでは、人が亡くなった日から7日間朝も夜も、
霊がまだ家にいると考えて、出入りできるようにと玄関を開け放っている。
家族は7日間葬儀の用意に加え、夜のろうそくの管理や
弔問に訪れる人の対応に追われる。

あまりにもバタバタした10日間だった。

また少しずつヤンゴンでの葬儀について
ご紹介したいと思います。





聴診器って 

カテゴリ:今日のできごと

風邪ひいて、お医者さんにかかったり
健診で内診を受けるとき、
必ず服を胸の上まで持ち上げさせられて、
聴診器、当てられます
よね。

あれ、いやじゃないですか? 私はすごくきらい。
年頃の学生たちだって、
私みたいなおばさんより、もっと嫌なはずですよ。

以前はそれでも、仕方がないと思っていたんですけど、
ミャンマーで医者にかかるとき、
ミャンマーのお医者さんは、服、あげさせたりしません。
シャツの上から、聴診器当てるんですよ。


そのとき、びっくり。

「なんだ、服上げなくても、聞けるんじゃんっ!」って。

ミャンマーって、親子でさえ体を見せることをしないでしょ。
親子でさえ、一緒に裸でお風呂はいるなんて、ないんですから、
ましてや、医者に服をぬぐわけないし、
医者も、そんなはしたないことを求めないわけですよ。

服の上から音が聞けることを知ってしまったから、
日本で診察を受けるときに、
「服上げてください」って言われると、帰りたくなります(薬が欲しいから診察してもらうけど…)。

でも、今日新聞見ていたら、
着たままでも聴診OK」の聴診衣が開発されたってでてました。


「着たままでOKの聴診器」だと思ったら、聴診衣ですって。
とうぁ 

本当は服着たままでも、大丈夫なんでしょう? 

だって、
ミャンマーで服の上から聴診できるのに、なんで日本でできないの~!?
おかしいですよね? 

だって、聴診器って、大木の皮の上から、水分が行き来するのを聞けるぐらい
感度がいいんでしょう? そういうの、テレビで見たことあるし。
今度実際やってみなくちゃっ。

…でも行きつけのおばあちゃん先生も、服をめくらせるんですよね…
これも、文化?

ともあれ、病院に行かなくても済むように、
自己管理しなくてはいけないということですね

日本の春は美しい~! 

カテゴリ:今日のできごと

今日は桜がキレイでしたねぇ。
近所の大きな公園は、桜祭りがあって、
娘のチアリーディングの発表にこじつけて、
シートを広げ、久しぶりに会うママ友たちと桜を楽しみました。

お花見、といえば、長い冬を耐えてきて、
暖かくなって、それに入学や、新年度のスタートとか、
日本人には、やっぱりいい季節ですよねぇ。

それでも、この時期になると夫は

「何で日本人は桜、桜、っていうんだろう。
昨日も●さんにお花見に行きましょう、って誘われたよ。
お花見、お花見、って行っても、
お酒ばかり飲んで、
みんなちっともお花、見やしないのに」
(確かに

「ああ、日本のいい季節が終わってしまった。
今日は20度まで上がるってよっ。最悪だー

です。

こちらの春爛漫ムード、ほろよい気分はぶち壊し。

最近、文化の違いって、こういうことだったのか、と
遅ればせながら感じている。

これまで何度も書いたかもしれないシャワー(お風呂)の話も、
そうか、文化の違いだったんだ、と。
(欧米のご主人を持つ奥さんは、
シャワーを浴びてくれないことに悩んでいる。お国柄なのねぇ)


春を、私と同じように待ち遠しく思わずに、冷めている夫も
文化の違い。

え? 気づくの遅いって? ホントよねぇ。


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