スポンサーサイト 

カテゴリ:スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「みんなで話そう、映画字幕のこと」 

カテゴリ:映像翻訳

先週末の話になりますが、
字幕翻訳者が選ぶオールタイム外国映画ベストテンという本が出版され、
その出版記念のシンポジウムが行なわれました。

字幕翻訳者が選ぶオールタイム外国映画ベストテン字幕翻訳者が選ぶオールタイム外国映画ベストテン
(2011/12/17)
映画翻訳家協会

商品詳細を見る


参加者は、映画翻訳家協会会員とありまして、
映画字幕の、本当に第一線を走る大御所も大御所。
ときどきハリウッドの監督さんや、俳優の通訳としてテレビでの露出度も高い戸田奈津子さんはもちろん
松浦美奈さん、太田直子さん、石田泰子さんなどなど、
本当に、ベテランの方々。

超有名な方を除いては、私など一般の人間は、
書籍で話を読むことはあれど、
ネットでも、顔写真などを探すのが難しくて、
スクリーンの名前でどんな方かイメージを膨らませるばかりでした。
それが、ずらり、です。手が届きそうな、小さなステージを舞台に、

大御所の皆さんが手作りでつくり上げたシンポジウム。
観客は定員100名限定ということで、
ちいさなオーディトリウム渋谷の劇場は立ち見が出る勢い。
そのほとんどが、映像翻訳に携わる方々のようでした。
だから余計に熱気むんむんです。

大御所が、映画の翻訳をするときのポイント、心がけている点などを語るところでは、
やはり人それぞれ思うところがあり、するどい発言が飛んでいました。

超スピードで会話が飛び交った「ソーシャル・ネットワーク」の字幕翻訳者の
松浦美奈さんは、もとの脚本に含まれる内容を入れるように指事されれば
最大限努力するとおっしゃっていました。
練り上げられた脚本や制作者への敬意が感じられました。

字幕の字数制限の難しさのなかで、
要約した言葉を入れるためには、
削除しないといけない言葉なんかも多い中で、
そうした努力をされているのを聞くと、
自分ももっと謙虚な姿勢で字幕に向き合わないといけないな、と反省しました。

まだまだ心に響いた話が多かったシンポジウムでした。

また追々書いていきたいと思います

スポンサーサイト

英文がすけてみえる字幕(吹き替え) 

カテゴリ:映像翻訳

映画やDVD、字幕で見ます? 吹き替えのほうが好きですか?

うちの両親は、最近、

「字幕は疲れちゃって」といって吹き替えを好みます。

子供たちもやっぱり理解しやすいので、吹き替え。

私はどちらかというと、やっぱり字幕が好きですが、
何かしながら見たいときは、吹き替えがいいですね(邪道ですが…汗)。

最近、吹き替えの先生に、あるお話を聞きました。

「吹き替えのセリフが臭いから、って好きじゃない人もいます。
もちろん、日本語がスムーズで、しっくりくる吹き替えもありますが、
海外の映画を見るとき、見る人は、
海外の文化にも触れたい要求が少なからずあるので、
わざと日本人なら言わない言葉を入れることがあるんです。

理想の吹き替え(字幕も)は、英語がすけて見えない日本語にするのがいいといわれますが、
ときには、わざと英語がすけてみえる英語にするんです。
それが文化の違いだから」。

ちょっと目からうろこでした。

私なんて、スムーズな日本語がなかなかできなくて、
いっつも、翻訳調になって悩みます。

もちろん、故意で、できる人と、こなれてなくて、なっちゃう、情けない違い。

先生が例に出したのが、こんな感じ。
It is important that you tell me that.

あなたがそれを私に言うことが重要です、みたいな感じですよね。

吹き替えになると、

「私に言うのが当たり前じゃない!」とか、
「それはあたしに言ってよね!!」という感じになるかもしれません。
普通の会話なら。

でも、アメリカ人の言い方だと
「重要なのは、あなたが私に言うってことよ!」
という感じ?

あまり日本人は、言わない感じですよね。
あ、でも
ボスが、部下にお小言を言うときはこんな感じのセリフもいいますかね。

なんかわかるような、わからないような、ですが、
そもそも、アメリカ人がよく口にする
I love you. というやつ。

別れ際とかによく言うセリフですが、困りますよね。
でもそれはやっぱり、アメリカの文化なので、
「愛してるわ」でOKで、
もちろんそればっかりだとナンなんで
「気をつけてね」、「楽しかったわ」とか、ケースバイケースで何にでもなるわけなんです。

ともあれ、吹き替えのセリフがクサいと思っても、
それは、その映画が作られた国の文化なのですね。

それを楽しむ人もいる、と思えたのは、発見でした。

最近、お友達に教えてもらった映画に行きました。
再上映の作品で、「ビューティフル」。

字幕は松浦美奈さん。

スペインのバルセロナが舞台で、
07年のアカデミー賞作品の「ノーカントリー」主演のハビエル・バルデム。
ノーカントリーの恐ろしいイメージがつきまとって
どうもいいイメージを持てないんですが、今回は何ともいえない濃い味がよかったです
ギリギリの生活の中で余命2カ月の宣告を受けた男が主人公で、
人情に厚い男なのに、上手く歯車が合わない。人にもお金にも裏切られっぱなし。
それでも男は生き切ります。
やるせない1本でしたが、映画館で見られてよかった。








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。